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再生医療って??

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再生医療とは?

そもそも人間が、こうなったらいいな?という願望からいろいろな事は、発想が生まれ、技術が確立され、産業となってきました。

楽に早く移動できるようになるといいな~!荷物が運べるといいな~!から車、電車、新幹線、飛行機などが発明され、進化してきたように・・・

医療の現場でもそうです。病気やケガによって、壊れた皮膚、骨、臓器、などが元に戻るといいな~!人の臓器などを移植しなくてもいいようにはならないかな?などの発想は以前からありました。しかし方法がなかったのです。

再生医療は現在の医療とはやれることが違っている、新しい分野の医療です。

2006年に京都大学、山中伸弥先生がips細胞(人工多能性幹細胞)の論文を出し、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞して、全世界で共有され、研究されることに加速されました。

日本は再生医療の分野においては、世界でもトップクラスです。

2014年には世界で初めて臨床研究がスタートされました。

2019年7月には人の人工多能性幹細胞から作製した角膜上皮細胞シートを患者に移植し、失明の宣告をされた患者の角膜を再生する臨床研究をスタートさせています。

「ips細胞(人口多能性幹細胞)」が画期的なのは、皮膚や脂肪などの細胞から遺伝子操作を加えることで幹細胞(受精卵のように、何の細胞にもなり得る細胞)になることです。

高価であり、遺伝子操作を行うことによる安全性が今後の課題ですが、再生医療、病気の発症する仕組みや病気の原因調査、新薬の開発、細胞を用いた治療のの研究など様々な分野での応用が期待されています。

最近では、細胞から心臓のシートを作成し、心臓に貼る事によって心臓の機能を改善させたり、乳癌で失くした乳房を再生したり、脊髄損傷して首から下が麻痺で動かなくなった患者さんが、また歩けるようになったり、医療の現場で実際行われるようになってきました。

再生医療とは人間の病気やケガ、加齢などによって組織や臓器の一部が失われた時に人間の持っている再生能力を最大限まで高め、失われた部分を再生させて、機能を取り戻し、回復に導くことといえます。

再生医療が目指す「再生」とは、失われた体の機能が元通りに戻る事を意味しています。

そして再生医療が進歩することで、病気は薬で治すのではなく、細胞で治す時代になってきたとも言い切っています。

幹細胞と幹細胞培養上清

幹細胞

私たちの体を形づくる細胞は、元をたどると、たった一つの細胞である受精卵に行き着きます。受精卵は、卵子に精子が受精することで生まれた細胞です。このたった一つの細胞が分裂を繰り返しながら、体の全ての細胞を作り出します。どんどん分裂する過程で一つ一つの細胞は、自分がどのような細胞になるか、どんな役割を持った細胞になるかが決まってきます。この過程を「分化」といいます。

胎児や新生児の体の中には、役割がまだ決まっていない細胞が数多く存在します。これらの細胞をまだ分化していない細胞という意味で「未分化細胞」と呼びますが、この未分化の細胞こそが幹細胞なのです。

幹細胞は年齢とともに減っていきます。新生児では、傷が出来てもほとんど残りませんが、大人になると傷が出来るとなかなかなおらないし、傷跡が残ってしまうことが多くあります。これは新生児には体の中に幹細胞がたくさんあって、皮膚に分化出来る細胞がたくさん供給できるからです。

 

幹細胞培養上清液

幹細胞培養上清液とは幹細胞を増やすために行う、培養という作業の中で出来る培養液の上澄みのことです。

実はこの幹細胞培養上清液の中には細胞から分泌される生理活性物質がたくさん含まれていて、この液で、破壊された組織や臓器を再生出来るということが実証されました。

これは幹細胞をたくさん増やす時に出来る副産物です。この培養上清液の中にはたくさんの生理活性物質が入っています。この液は内容を研究されずに、元来使われずに処分されていました。しかしこの培養上清液は幹細胞に近い再生能力がある事が分かり、医療現場でも使われるようになってきました。

それは名古屋大学医学部教授上田実先生が出された「驚異の再生医療」(2019年1月 扶桑社より出版)に書かれています。

この培養上清液を使用することで、副作用の心配もなく、安価で、使い勝手がいいため、再生医療が更にいろいろな分野で応用できるようになってきました。

 

現在の再生医療、再生美容

現在の再生の世界はには2つの流れが出来ています。

一つは細胞そのものを使った組織や臓器の再生です。これはテイラーメイドです。一人一人違うので、お金も時間もかかります。コントロールも大変です。そしてこちらは今現在は医療のみです。当分は医療の世界だけに活用されるでしょう。

もう一つは細胞そのものは使わない再生の技術です。

細胞に指示するシグナルに値するものです。

これが幹細胞培養上清液を使った再生です。

人は本来持っている再生や修復力や治癒力を使うときに働く、生理活性物質(サイトカイン)というものうまく使って、更に強く再生力、修復力、治癒力を引き出すということです。

 

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